職務経歴書で志望動機はどう書く？書き方のコツは？
職務経歴書は自身のこれまでの業務経歴を記載し、どのような業務スキルや能力があるかを示すものです。
そのため、即戦力として働くことが求められる転職市場では職務経歴書が必須となります。
よって、主な内容としては自身がこれまでどのような業務を行ってきたか、どのようなスキルを身につけたかといったことが中心となるのですが、新卒時のエントリーシートで記載するようなものも含まれます。
その一つとして挙げられるのが「志望動機」です。
しかしこれまでの職務経歴に関しては実際に経験したことを書けば良いからそれほど手間取らないものの、それを踏まえた志望動機となると意外と書くことが難しく、この段階で立ち止まってしまって転職活動に支障をきたしてしまうケースやよく見られます。
そこで当記事では職務経歴書における志望動機の書き方のコツをご紹介します。
志望動機って本当に必要？
さて、今回の記事では職務経歴書における志望動機の書き方をご紹介するのですが、中には「職務経歴書に志望動機って本当に必要なの？」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんね。
確かに職務経歴書において重要なのは、これまでどのようなキャリアを積んできたかということをしっかりと記載することであり、それ以外の項目は必要無いようにも思えます。
しかし、職務経歴書においても志望動機は記載した方が良いです。
ぜひ面接官の立場になって想像して見て欲しいのですが、職務経歴書がどのような内容になっていれば説得力があると感じるでしょうか。
その答えは「一貫性のある内容」です。
キャリアが一貫したものであると、面接官は「この人材は入社後もしっかりとモチベーションを保って活躍してくれそうだな」と判断します。
それに加えて志望動機もキャリアを踏まえた一貫性のあるものだと、さらに信頼性が増して面接を通過する確率が高くなるのです。
そのため、たとえ職務経歴書であっても志望動機は記載するようにしましょう。
そのため、たとえ職務経歴書であっても志望動機は記載するようにしましょう。
志望動機の書き方のコツは？
職務経歴書における志望動機の重要性についてご理解いただいたところで、次はその書き方のコツをご紹介します。
キャリアを踏まえた内容にする
これは上述した志望動機を記載する理由に関連するところですね。
志望動機を書く理由はあくまで、内容に一貫性を持たせること。
そのため内容は熱意が伝わればなんでも良いというわけではなく、しっかりとキャリアを踏まえた一貫性のあるものにしなければなりません。
よって、もし異業種や異業界に転職を検討されている場合でも、これまでのキャリアを関連させて記載するようにしましょう。
携わりたい職種や役職を明確に伝える
多くの方がご存知の通り、中途採用においては即戦力として活躍する人材が求められています。
そのため、携わりたい職種や役職が明確になっていることを伝えることによって、入社後のキャリアパスをしっかりとイメージできていると判断されて面接に通過される可能性を高めることができるのです。
このような自分の希望を明確に伝えることは遠慮しがちな方も多いのですが、面接官からするとそれが明確にならないと、入社後にどのように活躍するのかをなかなかイメージしにくいものなのです。
そのため、携わりたい職種や役職は明確に伝えることを心がけましょう。
ネガティブな内容は書かない
転職を希望する理由は人によって様々ですが、中には「職場環境が自分と合わない」「仕事にやりがいが感じられない」といったネガティブな理由で転職を希望されている方もいらっしゃることだと思います。
もちろんそれが悪いことであるということはありません。
しかし、どうしてもその理由をそのまま志望動機にしてしまうと面接官の心象は悪くなってしまいます。
また「別の企業でも良いのでは？」と捉えられてしまうことが大半です。
このような理由から、志望動機としてはネガティブな内容を書くことは避けるべきです。
まとめ
以上、職務経歴書における志望動機の重要性や書き方のコツをご紹介しました。
「職務経歴書」という名前から考えると志望動機は不要のようにも思えますが、その内容に説得力を持たせるために志望動機は非常に大きな役割を果たすのです。
また職務経歴書に限った話ではないので、上記では省略しましたが「しっかりと企業研究を行う」「転職先のニーズを把握する」といったことも納得度の高い志望動機を記載する上で、欠かせません。
転職活動時に最も重要視され、転職の成功を担っているといっても過言ではない職務経歴書。
これまでのキャリアの棚卸しを行ったり、キャリアを踏まえた一貫性のある志望動機を考えるといった作業は非常に手間がかかることだと思いますが、ぜひしっかりと記載して転職活動を有利に進められてください。
当記事がその参考になれば幸いです。
