正社員で働くことのメリットはどのようなもの？どんな人に向いているか解説

就職活動している人の中には、正社員としての就職を希望している方もいるでしょう。正社員は給料がいい、安定しているイメージがあって人気です。しかし、具体的にどんなメリットがあって、どのような人向きか詳しくは知らない人もいるでしょう。そこでここでは正社員として仕事をするメリットとデメリットについて、詳しく見ていきます。

正社員のメリットとは？

正社員のメリットとして、主だったものとして以下のようなポイントがあります。

待遇が充実している

正社員の大きなメリットとして、給料面が挙げられます。毎月給料が支払われますし、年に数度のボーナスを支給している会社もあります。また勤続年数に応じて昇給の可能性も出てきます。このため、派遣やアルバイトなどほかの雇用形態と比較して、給与は高くなる傾向が見られます。プラス福利厚生も充実しています。健康保険や厚生年金などの社会保険完備されていますし、育休やリフレッシュ休暇をはじめとした休暇制度も充実しています。

社会的信用が得られる

正社員は毎月給料が発生し、経済的に安定します。このため、社会的な信用が得られやすいです。各種ローンを組んだり、クレジットカードを作ったりするときには審査が実施されます。審査の中で貸したお金を返済してもらえるだけの信用があるかは、必ずチェックされます。安定した収入のある精神は貸したお金の返済の見込みが高いとして、審査に受かりやすいです。

責任ある仕事ができる

正社員として採用するにあたって、企業は長期的な雇用を前提にしています。人材を育成し、いずれ会社の将来を担ってほしいという思いがあります。このため裁量の大きな仕事の回ってくる可能性は高いです。また働きぶりによっては管理職など、キャリアアップもできるかもしれません。継続した雇用を前提としていない非正規雇用の人よりも責任ある仕事を任されやすく、自身の成長につなげられます。

正社員のデメリットとは？

正社員にはメリットのある半面、デメリットもあります。主だったものとして、以下のものが考えられます。

転勤のリスク

正社員は辞令が出た場合、それに原則従わないといけません。転勤が出た場合、自分や家族の生活環境が大きく変わるかもしれません。ワールドワイドに事業を展開している企業で働く場合、海外駐留を求められる可能性も出てきます。また異動もあり得ます。これまで外回りの営業だったのが、事務職になってデスクワーク中心に大きく状況が変わることも考えられます。

拘束時間が長い

非正規雇用の場合、原則定時に仕事を終えられます。しかし正社員はそうはいっていられません。もし任された仕事が終わらなければ、残業を強いられることもあります。業種にもよりますが、繁忙期は残量どころか休日出勤しなければならない事態も想定できます。会社中心のスケジュールになりがちです。

責任が伴う

正社員のメリットで、最良の大きな仕事を任されやすいと紹介しました。しかしこれはデメリットにもなりえます。責任のある仕事とも解釈でき、成果や結果を出すことが求められ、これがプレッシャーと感じる人も出てきます。また管理職など部下を指導する立場になると、人材の育成というまた別の責任が伴います。

正社員はこんな人におすすめ

メリットデメリット分かったところで、ではどのような人が正社員向きかについてみていきます。以下のようなタイプに該当する人は、正社員としての就職を検討すべきです。

安定志向のある人

正社員になると毎月給料が発生します。また企業の業績が悪化してリストラする場合でも非正規雇用の方から行うので、解雇のリスクも低いです。経済的な安定を何よりも重視している、いつまでも安心して働ける環境を求めるのなら正社員が向いています。

コツコツ継続して同じことのできる人

正社員として採用されたら、基本その会社でその先ずっと働くことが前提です。もしその会社が飲食業ならずっと飲食業を、商社なら商社の仕事をずっと続けることになります。いろいろな仕事にチャレンジしてみたいというよりも、一つの仕事を突き詰められる、コツコツ継続して働ける人は正社員向きといえます。

まとめ

正社員は待遇面で優遇され、責任感ある仕事を任されるのでやりがいを感じやすいです。社会的信用度も高く、ローンやクレジットカードの審査にも通りやすいです。半面会社優先の働き方になりがちで、なかなか自由に自分の時間を確保できないのがデメリットといえます。コツコツ同じ仕事を続けたい、安定した立場で仕事をしたいと思っている人は正社員としての就職を検討しましょう。