平均年収は職業別でどれくらい違う?最も平均年収が高い職業は?
転職活動を行う上で最も重要視されることの一つとしてあげられるのが「年収」です。
中には年収アップを第一に、資格を取得するなどして別業界や別業種にチャレンジしたいと考えていらっしゃる方もいらっしゃることでしょう。
そういった方々にとって何よりも重要なのが、「どの職業が平均年収が高いのか?」ということですね。
折角資格を取ったのに関わらず、平均年収が低いとあっては苦労が水の泡となってしまうためです。
そこで当記事では平均年収が高い職業トップ10とワースト10をご紹介。
転職において、とにかく年収アップを重要視する方にとっておすすめな内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
尚、当記事の内容は厚生労働省が2017年に発表した「賃金構造基本統計調査」を基にしています。
年収が最も高い職業は?トップ10をご紹介
それでは早速、平均年収トップ10の職業をご紹介します。
1位:医師
1位にランクインした職業は医師です。
その平均年収は1232.7万円となっています。
2位:航空機操縦士
2位にランクインした職業は航空機操縦士です。
その平均年収は1192.1万円となっています。
3位:大学教授
3位にランクインした職業は大学教授です。
その平均年収は1051.3万円となっています。
4位:公認会計士、税理士
4位にランクインした職業は公認会計士、税理士です。
その平均年収は1042.5万円となっています。
5位:弁護士
5位にランクインした職業は弁護士です。
その平均年収は1029.0万円となっています。
6位:大学准教授
6位にランクインした職業は大学准教授です。
その平均年収は861.8万円となっています。
7位:記者
7位にランクインした職業は記者です。
その平均年収は822.1万円となっています。
8位:不動産鑑定士
8位にランクインしたのは不動産鑑定士です。
その平均年収は777.7万円となっています。
9位:歯科医師
9位にランクインしたのは歯科医師です。
その平均年収は757.1万円となっています。
10位:大学講師
10位にランクインしたのは大学講師です。
その平均年収は708.4万となっています。
以上が平均年収とトップ10のご紹介となります。
総じて言えるのは専門性が高いということですね。
第2位にランクインした航空機操縦士を除き、全ての職業の職種区分は専門となっています。
また航空機操縦士になるためには専門資格が必要となるため、やはり専門性が高い職業は年収が高いと結論付けることができるでしょう。
年収が最も低い職業は?ワースト10をご紹介
それでは平均年収ワースト10をご紹介します。
1位:ミシン縫製工
ワースト1位にランクインしたのはミシン縫製工です。
その平均年収は208.2万となっています。
2位:洋裁工
ワースト2位にランクインしたのは洋裁工です。
その平均年収は232.0万となっています。
3位:ビル清掃員
ワースト3位にランクインしたのはビル清掃員です。
その平均年収は241.0万となっています。
4位:スーパー店チェッカー
ワースト4位にランクインしたのはスーパー店チェッカーです。
その平均年収は251.0万となっています。
5位:調理師見習
ワースト5位にランクインしたのは調理師見習です。
その平均年収は252.4万となっています。
6位:洗たく工
ワースト6位にランクインしたのは洗たく工です。
その平均年収は254.4万となっています。
7位:キーパンチャー
ワースト7位にランクインしたのはキーパンチャーです。
その平均年収は275.6万となっています。
8位:用務員
ワースト8位にランクインしたのは用務員です。
その平均年収は287.0万となっています。
9位:軽電機器検査工
ワースト9位にランクインしたのは軽電機器検査工です。
その平均年収は289.5万となっています。
10位:看護補助者
ワースト10位にランクインしたのは看護補助者です。
その平均年収は292.4万となっています。
以上が平均年収がワースト10の職業です。
ベスト10の多くが職種区分が専門だったのに対し、ワースト10の職種区分は半数を生産が占めています。
最も年収が低かったミシン縫製工も生産に分類されます。
もちろん年収が低いからと言って誰でもできる、というわけではありませんが、門戸の広さが年収の低下につながっていると推測されます。
まとめ:職業別の平均年収の違いは最大で約1000万円!
以上、平均年収ベスト10とワースト10の職業をそれぞれご紹介しました。
ベスト1とワースト1の平均年収を比較するとその差は実に約1000万円!
いうまでもありませんが、職業選びがいかに年収に直結するかよくお分かりいただけたと思います。
そして平均年収の高い職業は専門性が高く、高い技能を有することが年収が高い要因となっています。
よって転職において資格を取得するというのは有効な方法と言えるでしょう。
年収ベスト1とベスト2はそれぞれ「医師」や「航空機操縦士」となっていますが、資格取得に時間がかかるため未経験の場合転職には不向きですね。
そのため、トップ10の中では比較的資格を取得しやすい「公認会計士、税理士」や「不動産鑑定士」が目指すべき職業でしょう。
資格取得によって年収をアップさせたいとお考えの方はぜひご参考いただけますと幸いです。