好印象な履歴書は学歴・職歴欄にも、書き方のコツがある!
就職・転職の時に誰もが作る履歴書ですが、学歴・職歴の書き方一つで合否に差が出ます。学歴・職歴は会社側が特に注目する項目といっても過言ではないでしょう。これまで学んできたことや、職場で培った能力をアピールするためにはどうすればよいのか、正しい書き方や注意点などをご紹介していきます。これからどう書こうか迷っている方、是非書く際の参考にしていただければ幸いです。
履歴書の学歴・職歴の書き方
学歴・職歴欄には初めに学歴を記入し、記載した後に1行空けて職歴を記入します。年は和暦か西暦表記のどちらかに統一を行いましょう。基本的に体裁を整えて見やすく書くことが大切です。
中学、高校の書き方
一般的に中学校の入学は不要です。卒業から記入しましょう。高校は入学と学科名の記入が必要です。公立、私立、国立に分けて書き方の具体例をご紹介します。
公立の場合
公立中学校は、市区町村立であっても必ず都道府県も記入して下さい。
例:〇〇県 △△市立 ××中学校 卒業
(区・町・村・自治体合同組合の場合は、「市」の部分をそれに置き換えること)
公立高校は自治体により、「立」がつく場合とそうでない場合があるので正式名称を調べて記入して下さい。
例:〇〇県立 △△高等学校 ××科 入学
例:〇〇県 △△高等学校 ××科 入学
(市町村立高等学校は、中学校のように必ず都道府県もセットで記入しましょう)
私立の場合
私立は、学校法人や組織の正式名称と学校名を記入しましょう。
例:学校法人〇〇学園 △△中学校 卒業
例:株式会社〇〇スクール △△中学校 卒業
例:学校法人〇〇学園 △△高等学校 入学
国立の場合
国立の場合も正式名称を調べて記入します。
例:国立大学法人〇〇大学付属 △△中学校 卒業
例:国立大学法人〇〇大学付属 △△高等学校 入学
大学・短大・専門学校の書き方
中学、高校とは違い、大学・短大・専門学校の場合は組織の正式名称(学校法人・国公立大学法人など)は必要ありません。短大で短期大学部の場合は、大学名と「短期大学部」を書きましょう。また、短大や専門学校などの場合で学部がない場合は、不要になります。
例:〇〇大学 △△学部 ××学科
例:〇〇大学 短期大学部 ××学科
例:〇〇専門学校 ××科
職歴欄の書き方
職歴は時系列で記入し、正式名称で会社名を記入しましょう。また、所属部署と簡単な業務内容を記載します。部署移動した場合は移動年月を記載する必要があります。短い間しか勤務していない場合でも全て職歴を書かなければいけません。
例:株式会社〇〇 入社
△△部 ××チーム
顧客の要望に応じてプログラム開発を行う
学歴・職歴を書く際の注意点
調べて書くようにしましょう
学校名は、基本的には正式名称で書かなければいけません。また、学校が廃校になっている場合はその旨を記載して下さい。統廃合により学校名が変わっている場合は、自身の在学時の名称を記載する必要があります。その場合には入学、卒業という記載の前に「(当時)」「(現名称)」などと入れて下さい。複数行に分けて現在と昔の両方の名称を記載することも可能です。
また、卒業後の学校に移転や、卒業後に高校野球などのスポーツで有名になっているケースもあるため、面接時の話題として出る可能性もあります。
隠しておきたい学歴・職歴があるときはどうしたらいい?
学歴や職歴は就職活動において、非常に重要な項目になります。しかし、中退やこれまでの職歴に不安がある方もいるのではないでしょうか。ここでは、隠したい学歴・職歴がある場合について紹介します。
中退を書く必要は?
学校名までを書いて、中退か卒業を空白にすることは避けたほうが良いです。書類選考後の面接で問われる可能性があります。もし卒業と嘘をついてしまった場合、後で嘘が発覚すれば学歴詐称になってしまいます。履歴書には事実を書く必要があるので、中退が事実であれば書く必要があります。
書き終えた後は、面接で中退の理由について問われることを想定しながら、マイナスイメージを前向きな理由に置き換えることも考えてみましょう。
隠したい職歴がある
職歴も事実を書く必要があります。もし隠したい職歴がある場合、記載する・記載しないは、履歴書を書く人が決めることです。しかし、記載しない場合は空白の期間が発生するので、面接でその期間を説明する必要があります。空白期間を嘘偽りなく説明できれば問題ないですが、面接で嘘を伝えることはNGです。特別な理由がない限り、入社後のことも考慮して事実を書くようにしましょう。
まとめ
履歴書を書く上で重要な学歴・職歴欄のポイントについてご紹介しました。学歴を正確に記載することで、学生時代なにを学んできたかをアピールし、職歴で入社後に活かす能力もアピールすることができます。
書き方や注意点を意識し、会社側に伝わりやすい履歴書を書くことで希望している企業への入社に一歩近づくことができるでしょう。