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人よりも一歩進んだ履歴書!本人希望欄の書き方、注意事項、書いてはいけないこと

普段履歴書を書く際に「本人希望欄」の書き方を詳しく知っているという方は少ないのではないでしょうか?多くの人が書いていいことがわからなく空欄にしてしまったり、希望することを全部書いてしまったりすると思います。そこでここでは本人希望欄とは何か、またその書き方や書いてはいけないことを詳しく紹介します。

履歴書の「本人希望欄」とは?

会社側に伝えたい事を記入する

履歴書の本人希望欄とは、就業する際にどうしても譲れない条件を会社側に伝えるために履歴書に設けられた記入欄です。
中には事情により譲れない条件があり、その条件を受け入れてもらえないと就業することができない人がいます。例えば、保育園などのお迎えにより勤務時間が制限されていたり、親の介護で近くの勤務地でなければいけないなどです。これらの条件は、採用する側にとっても選考する際に知っておくべきことです。

履歴書の本人希望欄は、応募する側だけではなく採用する側にとっても大切な役割を担っている。

履歴書の本人希望欄の書き方

履歴書の本人希望欄とは、どのように書けば応募した会社に好印象を与えられるのでしょうか?また何を書いたらいいのでしょうか?ここでは本人希望欄に書くべきこと、またその書き方、注意点を詳しく紹介します。

本人希望欄には何を書く?

履歴書により違いますが「本人希望記入欄(特に給料・職種・勤務時間・勤務地・その他についての希望などがあれば記入)」と印字されているものや「本人希望欄」とだけ印字されていてフリースペースになっているものがあります。

書くべきことは勤務地、勤務時間、通勤手段、入社可能日などで譲れない条件がある場合その旨を記入します。また会社側から連絡が来るときに備え、確実に連絡がとれる時間帯を書きます。

本人希望欄の書き方

本人希望欄にあらかじめ項目が印刷されている履歴書はその項目ごとに設定されている枠内に収まるように記入します。

本人希望欄がフリースペースになっている履歴書の場合、採用担当者が読みやすいように項目ごとに箇条書きにして、長文は避け簡潔にまとめて書くように心掛けます。

また、なぜ希望するのか理由を書くことが大切です。希望だけを記入するとどのような事情があるのか分からないため、やむを得ない事情であることをわかってもらうようにします。

●勤務日数・勤務時間

事情により働ける日数や時間帯が制限されている場合は希望を書くことができます。
【具体例】
「子供の幼稚園のお迎えがあるため、9:00~16:00までの勤務を希望致します。」
「夫の扶養範囲内である年収130万以内の勤務を希望致します。」

●通勤手段の希望

自動車、バイク、自転車等の通勤は駐車場や駐輪場の確保が必要なので履歴書で伝えておく必要があります。
【具体例】
「自動車通勤を希望致します.」

●入社日の希望

いつから勤務できるかはっきりしている場合は入社可能な日を記入します。
【具体例】
「2019年3月31日退職予定なので4月1日からの勤務を希望致します。」

●勤務地の希望

勤務地が複数ある会社の場合、勤務地を希望することができます。その場合理由を具体的に書く必要があります。
【具体例】
「母親の介護のため東京近郊の勤務地にしていただければ幸いです。」

●連絡のつく時間

会社側の採用担当から連絡が来ることもあるので、連絡方法や連絡のつく時間帯を記入する必要があります。
【具体例】
「現在就業中ですので17:00以降であれば電話に出ることができます。恐れ入りますが留守番電話にメッセージを残して頂ければ折り返しご連絡致します。」

本人希望欄を書く際の注意点

特に書くことがない場合は空欄にしたり、「特になし」と書いてしまいがちですが、会社側からすると「特になし」の一言で済ませてしまうと、あまり良い印象を持たれない可能性があります。この場合は「貴社規定に従います」と書くのが一般的です。

履歴書の本人希望欄に書いてはいけないこととは?

ここまで履歴書の本人希望欄に書くべきことやその書き方、注意点を紹介しましたが、希望することをすべて書いていいのでしょうか?ここでは本人希望欄に書いてはいけないことを紹介します。

給与などの待遇

書けばマイナスになりかねないのが、給与などの待遇の希望です。これだけ欲しいと一方的に伝えることは、どうしても悪い印象を与えてしまいます。給与などの待遇面は面接の際に交渉できる場合もあるので、本人希望欄に書くべきではありません。

できればなどのあいまいな希望

やむを得ない事情があるわけではないのに「できれば勤務地はここがいいな」とか「勤務時間はこのくらいがいいな」などの願望に近いあいまいな希望は書くべきではありません。「本人希望欄」は正当な理由のない願望を一方的に伝えるものではないため、働くうえで不都合な事情がある場合にのみ使用するようにしましょう。

まとめ

履歴書の本人希望欄とは、事前に会社側に伝えておくべきことを記入する欄のことです。記入した条件を受け入れてもらえないと働くことができないことを会社側に伝える大事な場所で、会社側も選考する際は参考にします。

本人希望欄は書き方や書く内容により、会社側に好印象を与えたり、逆に悪い印象を与えたりします。履歴書の本人希望欄を書く際には以上のことを参考にして人よりも一歩進んだ履歴書を書きましょう。そうすれば会社とのマッチング率も上がるでしょう。

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