採用確率が高くなる履歴書!わかりやすい免許・資格の書き方の基本
就職活動に必要な履歴書ですが、一体どのくらいの人が履歴書の正しい書き方をしているでしょうか。応募している企業に採用されるためには、いかに自己の資格をアピールできるかが必要になります。また、多くの資格を持っている人は採用に有利になるようにするために、できるだけ多くの資格を書いたりします。一方で、書く資格がないような人はどうすればいいか悩んでしまうことも少なくありません。ここでは資格欄の書き方に注目して解説します。
履歴書の免許・資格の基本の書き方
応募者がどのような資格を持っているのかは、企業にとって採用を決めるかどうかの重要なポイントです。企業側からみて必要な資格がわかる資格欄であれば、企業に好印象を与えることができます。そこでわかりやすい資格欄の記入の仕方を紹介します。
資格を記載する前にすることは?
取得している資格を記入する際に注意すべき点があります。応募した企業の募集要項です。企業が求めている人材が特定の資格保持者を求めている場合があるので、確認する必要があります。
資格欄の正しい書き方は?
資格を書くときは経歴欄も含め年号は必ず西暦か和暦、どちらかに統一します。
資格の書き方ですが、正式な名称を記入し略式名称を使うことは避けることをおすすめします。例えばMOSはMicrosoft Office Specialist、漢検は日本漢字能力検定、英検は実用英語技能検定、普通自動車免許は普通自動車第一種免許、大型免許は大型自動車免許などです。
資格を持っていない場合は「特になし」と書きます。しかし免許や資格がなくても特殊な専門教育を現在受けている、または受けている履歴がある場合はその旨を書くことも可能です。その経歴を書くことにより企業側では応募者の意欲が高いと評価することがあります。
近い将来資格の取得が決まっている場合、履歴書に「〇月に取得予定」と記入することができます。
履歴書に書いてよい免許・資格とは?
たくさん資格を取得している人は資格を書く欄がなくなってしまう場合があります。そこですべての資格の中から面接時の印象が良くなる資格を書くことが大切です。そこでここでは採用されやすいポイントの高い資格、書いても書かなくても変わらない資格を解説します。
書いたほうが採用に有利になる資格とは?
●国家資格
国家資格は過去にどのような職種に就いていたかの証明になるので、記入しておいた方が良いでしょう。たとえ応募した会社に必要ない場合でも記入することが大切です。記載の仕方は「〇〇試験合格」「〇〇免許取得」などとします。
●語学系の資格
認知度が高いTOEICは資格ではありませんが、英語力が高いと証明することができるので記入した方がよいでしょう。しかし注意しなければいけないのはスコアです。ビジネスに活用できるのは600点以上、外資系企業は700点以上を採用の基準とします。
●普通自動車免許
普通自動車免許は外出が多く車を必要とする営業職や、運送業だけではなく、現在は多くの企業が運転免許の取得を募集要項に記載しています。そのため、ペーパードライバーの場合でも持っている場合は記載しておきましょう。
●パソコン系の認定資格
現在ではパソコンを使わない職種はあまりありません。応募した会社がパソコンとは関連がなくても、記載することにより採用ポイントに有利に働く可能性があるので、記載することをおすすめします。
書かなくてもよい資格
●趣味などの認定資格
その会社に関連がない趣味などの資格は、記入してもあまり採用のポイントとなることはありません。しかし漢字検定は日本語力に優れており、簿記は数字に強いなど職種によっては必要とする場合があるので、希望する会社がその職種であれば記載することをおすすめします。
また目を引く変わった資格などは趣味・特技の欄に記載すると、面接時の話題として取り上げてもらうこともできるでしょう。
●スポーツの級や段
スポーツの資格は会社の業務に必要にされることはあまりありません。特に記入しなくてもよいものの、面接時に話題を提供することはできます。資格欄よりも、趣味・特技の欄に記載したほうがよいでしょう。
免許や資格欄に虚偽があった場合はどうなる?
履歴書において絶対にしてはいけないことは虚偽を記載することです。たとえ虚偽に気付かれず採用されたとしても真実が発覚した場合、解雇されることを覚悟しておく必要があります。
まとめ
就職活動において免許や資格は重要な採用ポイントです。しかし応募した企業などに自己のアピールをするためには、少しでも採用に有利になる資格を履歴書に正しく、またわかりやすく効果的に記入する必要があります。
応募した会社の募集要項は必ず目を通し、応募企業が求める資格を保持する人材を確認する必要があります。
また持っている資格をすべて記入しなくてもよいことがあります。記入したほうが採用に有利に働く資格や、記入してもしなくても採用にはあまり影響のない資格もあるため、記載するかしないかは取捨選択を行いましょう。
上記を参考にして履歴書を正しく記入し、採用ポイントをグンと高くして就職活動を有利にしましょう。