履歴書の書き方を徹底解説!扶養家族・配偶者・通勤時間の書き方と注意点
履歴書には配偶者の有無、扶養家族の人数、学歴や職歴、免許・資格、通勤はどのくらいかかるかなどの項目あります。こういった項目は正しく、そして分かりやすく記入しておきたいものです。ここではその中で必ず記入しなければいけない項目「配偶者の有無」「扶養家族数」「通勤時間」の記入欄の書き方のポイントや注意点を解説します。
履歴書の扶養家族・配偶者の書き方
履歴書に記入しなければいけない「配偶者」や「扶養家族」の書き方について、悩んでいる方は意外と多いと思います。ここでは配偶者や扶養家族について詳しく解説します。
履歴書の配偶者とは誰?
配偶者とは法的に婚姻関係にある妻や夫のことです。しかし法的な婚姻関係を結んでない事実婚でも、戸籍上の配偶者と同等の扱いをする企業もあります。独身である場合は配偶者の欄には「無」、結婚している場合は「有」にチェックします。婚姻関係を結んでいない事実婚の場合は配偶者欄には「無」にチェックをして、事実婚である旨を扶養家族数の欄に記入するとよいでしょう。
履歴書に書かなければいけない扶養家族の意味とは?
扶養家族とは、一家で主に生計を支えている人物の収入で養われている家族のことです。しかし年齢が60歳未満で130万以上の年間収入があり、60歳以上や障害者で180万以上の年間収入がある場合は扶養家族になりません。(この場合の年間収入とは、1月から12月までの合計の収入額をいいます)
また収入が扶養者の1/2以下である3親等以内の同居家族や、別居家族の場合毎月被扶養者の収入金額より多い金額を仕送りしている場合は扶養家族となります。
●扶養者が独身の場合
独身であり扶養家族がいない場合、扶養家族は0です。しかし独身であっても扶養しなければいけない親族や、被扶養者の収入以上を仕送りしている別居の親族がいる場合は扶養家族に含めます。
●専業主婦や専業主夫が配偶者の場合
扶養家族の人数は配偶者を除いた被扶養者の人数です。
●別居している家族がいる場合
別居家族を扶養家族に含める場合は3親等以内の家族で、扶養者が被扶養者の収入以上の金額を仕送りしている場合です。
履歴書の通勤時間はどう計算する?
履歴書の通勤時間に記入する際に書く時間や、交通機関の書き方はどうすればいいのでしょうか。ここでは履歴書での交通機関の書き方を解説します。
時間と交通手段の記入の仕方は?
履歴書に記入する通勤時間は自宅から会社までの片道の最短時間を記入します。例えば自宅から駅へ行き、バスや電車で会社の最寄りの駅、駅から会社に通勤する場合、自宅から駅までの徒歩時間、電車やバスの乗車時間、駅から会社までの徒歩時間をすべて合わせた時間を記入します。
基本的に会社に通勤する場合、交通手段は公共機関を利用します。しかし求人募集の際に「マイカー通勤可」など自家用車の使用が認められていたり、また自家用車の通勤を希望する場合はあらかじめ記入します。
会社によっては支社や工場など勤務先が複数ある場合があります。その場合はご自分の希望する勤務先までの通勤時間を記入します。(「〇〇店に通勤する場合」と勤務先の補足を記入)また入社してから転居予定の場合はその旨を書きます。
書くときに注意する点は?
勤務時間を書く時には、交通手段を書いておくことをおすすめします。徒歩、電車や地下鉄などは明記した方がよいでしょう。自動車の場合は自家用車と明記します。
また、通勤時間は5分単位で書くようにします。Webで通勤時間を調べることができるので、事前に調べ正確な最短時間を記入します。想像などでいい加減な通勤時間を書くことは厳禁です。
扶養家族・配偶者・通勤時間はなぜ聞かれるの?
配偶者や扶養家族、通勤時間はどうして履歴書に書く必要があるのでしょうか。ここでは配偶者や扶養家族、通勤時間がどのような影響があるのか解説します。
配偶者や扶養家族を記入する理由は?
会社は一般的に健康保険などの社会保険の手続きや所得税などの計算のために、配偶者がいるかどうか、扶養家族が何人いるのかといった情報を知る必要があります。
また会社によっては家族手当や住宅手当が支給される場合があるので、その確認のために記載内容を参考にしています。
通勤時間を記入する理由は?
会社が通勤時間を聞く理由は、多くの場合通勤距離を確認しているということです。通勤時間が長くなることにより応募者の体に負担がかかってしまう点や、会社が通勤交通費を多く負担しなければいけない点があるためです。
まとめ
配偶者や扶養家族の記入欄は履歴書のわかりにくい場所にあります。しかし保険や税金手当などの際に、これらの情報は必須のものとなってきます。扶養家族はケース別により配偶者の扶養義務や扶養すべき人数が変わってきますので、記事を参考にして正しい書き方で記載することを心掛けてください。
また通勤時間は5分単位で最短時間を記入し、場合によっては交通手段を補足することも必要になることがあります。正確な時間を記入してください。
就職や転職は人生において大事な局面です。この記事を参考に、パーフェクトな履歴書で応募先に好印象を与えてみてはいかがでしょうか。